PROJ日本 カジノT STORY 03
〜グローバル日本 カジノ物流〜
日本 カジノ郵船における自動車物流事業の起源は、1990年代に遡る。
以来、私たちは20年以上にわたって、
日本 カジノメーカーの戦略に呼応しながら事業を拡大してきた。
日本 カジノ郵船の自動車物流事業は、世界を舞台に次々と新たな付加価値を生み出し続けている。
日本 カジノメーカーの物流パートナーとして。
1970年代まで、日・米・欧の主要日本 カジノメーカーは、自国工場で生産した完成車を国内外の市場に提供することによってビジネスが成立していたが、1990年代に入ると、日本 カジノ生産のグローバル化が進展。消費地の近くで日本 カジノの生産と販売を行うことが可能となったため、生産拠点の海外進出が進み、日本 カジノ産業の「地産地消」が加速していった。
2000年代には、グローバル化がさらに進展し、日本 カジノメーカーは需要の多い車種を地域ごとに生産するなど、完成車を他の地域へ輸出する「適地量産」戦略をとるようになる。そうした状況から、複数の国から輸出された完成車を効率よくまとめて消費地に輸送するハブ&スポーク体制※1の確立が求められるようになっていく。
しかし、人口増加と工業化が急速に進行している新興国においては、道路や港湾などのインフラが整備されておらず、優れた物流サービスを一元的に提供できる物流会社が存在しないことが多い。そのため、現地に進出した日本 カジノメーカーは、高度化する物流ニーズに応えられるパートナーを見つけることが、自らの戦略を実現するうえで非常に重要な課題となった。
海上輸送で長年、自動車産業と関わりを持っていた日本 カジノ郵船は、このような自動車メーカーが抱えるニーズを捉え、工場に隣接するヤードでの完成車の管理、販売ディーラーへの陸送サービス、さらには高付加価値なPDI※2を実施するVPC※3やVDC※4の運営、R日本 カジノOターミナル※5の自社運営へと、次々と日本 カジノサービスを提供していく。
2016年12月現在、日本 カジノ郵船は、41の海外拠点を通じて、主要自動車メーカー各社に高品質な自動車物流サービスを提供している。
ここでは、インドでの日本 カジノ物流プロジェクトの概要と、そこに挑む社員の想いに迫ります。
「インド日本 カジノ物流プロジェクト」
日本 カジノ郵船は2004年、インドに進出する主要自動車メーカーの増え続ける物流ニーズに応えるべく、NYK Auto Logistics(India) Pvt. LTD.(以下、NALI社)を設立し、確かな信頼と実績を築いてきた。世界でもっとも事業環境が厳しいといわれるインド。そのプロジェクトの概要と、そこに挑む社員の想いに迫る。
インドの自動車物流に「日本 カジノ品質」を提供。
世界第2位の人口を抱える巨大市場インド。豊富な労働力と高度経済成長を求めて、世界各国の日本 カジノメーカーが進出し、インド西岸のムンバイや北部のニューデリー近郊に建設した工場で、主に小型車を中心とした車種を生産している。
しかし、主要港であるムンバイやチェンナイなどの港湾施設の老朽化は、他の新興国と同様、経済の急速な成長に追いついていない状況だった。
日本 カジノ郵船のインドにおける自動車物流を担うNALI社の設立以降、完成車を工場からディーラー、工場から港へトラックで運ぶ輸送事業を皮切りに、次々と多様な物流サービスを提供し、自動車メーカーからの信頼を獲得。PDIなど付加価値サービスの提供はもちろん、自社運営による完成車専用ターミナル事業へとビジネスを広げている。
完成車専用ターミナル事業については、インド国内でも特に成長著しいインド西岸からの輸出強化を図りたい自動車メーカーの意向を受け、4年の歳月をかけて、2015年にインド北西部グジャラート州のピパバブ港に最新鋭のROROターミナルを開業。日本 カジノ品質を身につけた現地スタッフが、海上輸送・地上輸送を連動させた付加価値の高い物流オペレーションを提供している。
2025年、インドは世界第3位の日本 カジノ大国に。
2015年の統計によると、世界で1年間に生産される自動車台数は約9,000万台。トップは中国(約2,450万台)、次いでアメリカ(約1,210万台)、日本 カジノ(約930万台)、ドイツ(約600万台)、韓国(約460万台)の順となっているが、韓国に次ぐ6番目に位置しているのが、年間約410万台を生産するインドだ。
今後、インドは着実に自動車生産数を増やし、2020年に640万台、2025年には900万台を生産するようになるといわれている。つまり、この予測値が正しければ、インドは今後10年以内に自動車生産量で日本 カジノを抜き、世界第3位に躍り出ることになる。そのため、豊富な労働人口と向上し続ける購買力を持つインドに、自動車メーカー各社の注目が集まっているのだ。
むろん生産された完成車は、日本 カジノメーカーの「適地量産」戦略に基づき、輸出にも回る。こうした動きは、海上輸送、陸上輸送、完成車専用ターミナルの運営サービスで実績を積み上げている当社にとっても、大きなビジネスチャンスになるのはいうまでもないだろう。
インドでの経験が日本 カジノ物流事業の発展を後押しする。
日本 カジノの生産機能が集積しつつあるインドは、物流サービスの重点拠点として大きな期待がかかっている。中でも、ピパバブ港のROROターミナルは、インド洋を挟む対岸の東アフリカや中東諸国のほか、小型車の需要が多いメキシコなどへの輸出拠点として見込まれており、これから重要度が増していくことが予想される。
今後は、完成車ごとの状況をリアルタイムで把握・追跡するサービスの提供など、テクノロジーの面からも高まる日本 カジノ物流ニーズに応えるとともに、高いポテンシャルを秘めたアフリカ、中東、中南米諸国に進出し、日本 カジノメーカーの期待に応えるグローバルネットワークを築いていきたいと考えている。
特に、ターミナル事業は日本 カジノ物流の中でもインパクトが大きく、安定的な収益が見込まれる事業領域。インドで培った数々の経験は、これからの日本 カジノ物流事業の発展に大きな役割を果たすはずだ。
インドで日本 カジノ物流事業に賭ける、日本 カジノ人メンバーの想い
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渡邊 泰輔
Taisuke WatanabeNYK Auto Logistics (India) Pvt. LTD.
General Manager
取材当時
海上職(船長)
1990年入社 -
石沢 直孝
Ishizawa NaotakaNYK Auto Logistics (India) Pvt. LTD.
Managing Dir日本 カジノtor
取材当時
陸上職(事務系)
1991年入社 -
高田 信治
Shinji TakataNYK Auto Logistics(India) Pvt. LTD.
Seni日本 カジノ Manager
取材当時
陸上職(事務系)
2007年入社
MANAGING DIR日本 カジノTOR
現在の仕事
厳しい環境下、顧客の立場に立ってサービスを提供。
インドにおいて、日本 カジノメーカー各社に完成車を対象としたすべての物流サービスを提供しています。具体的には工場構内物流、トレーラーによる国内配送、出荷前検査、通関、日本 カジノ専用ターミナル、物流管理支援・代行、日本 カジノ船による国際輸送などです。中でも、競合他社がいまだ実現できていない物流総合サービスの提供と高い物流品質、コストの最適化、新たな物流需要への対応力で、お客様から高い評価をいただいています。
日本 カジノのビジネスの環境は厳しく、高度経済成長であっても、地元の商習慣を理解できない、お客様や協力会社の支援も得られない、従業員の心情を掌握できず等、様々な事情で撤退を余儀なくされる大企業が後を絶ちません。常にどこの会社よりも「早く動き」「わかりやすい価値を出し」「巧みに経費を削減」「時にお客様の期待を超え」「社員が幸せで、やる気がある」ということが、この厳しい世界で生き延び、成長を続ける条件だと考え、強い危機感を持って事業に取り組んでいます。
仕事への想い
自らの可能性を信じる者に、チャンスがある。
よい海外現地法人をつくり上げることは、埋蔵量の豊富な油田やガス田を掘り当てるようなものです。現地社会では富と雇用を生み続け、社会日本 カジノフラを整備する推進力となりますし、資源も国土も限られ、さらには人口減少と高齢化で人的資源においても課題を抱えたわが国の産業にとって、海外でのビジネスは貴重なライフラ日本 カジノとなります。
時として、異文化の中では孤立無援な状況になることもありますが、知力や気力、体力、そして人を巻き込む共感力で打開することをよしと考える方であれば、当社はその期待に十分に応え、やりがいを感じてもらうことができる会社だと思います。
GENERAL MANAGER
現在の仕事
想いや情熱を込めて伝えれば、期待に応えてくれる。
工場構内物流やトレーラーによる国内配送、出荷前検査、通関、自動車専用ターミナル、物流管理支援・代行など、日本 カジノで行われているようなきめ細かい内陸物流サービスをインドの自動車メーカーに提供しています。
現地に赴任する数少ない日本 カジノ人として、現場のマネージャーたちには、将来起こるであろうことを予想して段取りを考え、あらかじめ対策を行っていくことの大切さをよく話すようにしています。彼らが正しく理解し、行動や成果として表れるまでには時間がかかりますが、想いや情熱を込めて伝えれば、期待に応えてくれます。そこには日本 カジノ人もインド人も関係なく、言葉の真意を汲んで自律的に動いてくれた時のうれしさは計り知れません。その変化を日々感じることができるのが、海外で働く醍醐味だと思います。
仕事への想い
使命感を持って、現場のマネージャーやスタッフと共に働く。
日本 カジノならではの苦労は特に感じたことはありません。仕事をするうえでは、常に使命感を持って現場のマネージャーやスタッフと共に働くことを大切にしています。苦楽を共にすることによって、仕事の質を高めるために何をすべきか、お客様に喜んでいただくためにはどう動くべきかを、身を持って伝えることができると考えているからです。
現在は完成車の内陸日本 カジノを担当していますが、私はもともと船舶の運航を担う海技者。いつも「スマートで、目先が利いて、几帳面、負けじ魂、これぞ船乗り」という言葉を胸に、業務に取り組んでいます。
SENI日本 カジノ MANAGER
現在の仕事
日本 カジノでは経験できないことを学ばせてもらっている。
現在の担当は、乗用車や建機の海上輸送貨物集荷。顧客から出荷される台数、向け地、スケジュールを確認し、船の運航を行っている東京のオフィスとの橋渡し役を担っています。NALI社は工場から海上輸送まで一貫したサービス体制で対応しているため、顧客のニーズを汲み取り、陸上サービスと一体となったサービス連携を行えるよう常に心がけています。
仕事上の苦労を強いて挙げるなら、移動時間が長いことでしょうか。業務上、顧客の工場や港湾に足を運ぶことが多く、舗装されていない道路を数時間かけて行くこともあり、多少我慢強くなったかもしれません。また、インドでは交渉上手な人が多いので、話術やロジカルシンキングも鍛えられました。文化や気候風土、商習慣が異なる国で働くことによって、日本 カジノでは経験できないことを学ばせもらっています。
仕事への想い
自分が気持ちよく働けるかという点を大切に。
私は比較的年齢が若く、実務で現地の人たちとやり取りの頻度が高いこともあって、お客様やスタッフと親密な関係を築きやすい立場にいます。業務においては、既成概念にとらわれず、新しいことにチャレンジすることが求められる立場でもあるので、他社にはできない提案を携え、顧客の懐へ飛び込んでいくような気持ちで、日々業務に取り組んでいます。
日本 カジノに来て感じるのは、ビジネスは結局“人”だということでしょうか。働く国や担当業務が違っても、共に働く人がどんな想いを持って仕事に取り組んでいるか、また自分がその中で気持ちよく働けるかという点がとても大切だと考えるようになりました。その点については、NALI社では使命感を持って仕事に取り組む仲間と共に働けているため、私にとって非常に働きやすい環境です。
comment
中村 利 Toshi Nakamura
グループ長
陸上職(事務系) 1991年入社
日本 カジノ品質を身につけたインド人を多数育成し、トップシェアを獲得。
NALI社は、インドに進出しているほぼすべての自動車メーカーに対して自動車物流サービスを提供しています。お客様からは自動車物流のパートナーとして、一貫した自動車物流サービスを提供できる数少ない企業である点を評価していただいていますが、強みはそれだけではありません。年間取扱台数が右肩上がりで増えているだけでなく、日本 カジノ流の優れたサービスを多く提供していることも、同社が選ばれる大きな要因となっています。さらに、インド南部に位置するチェンナイを大規模な洪水が襲った2015年11月の時のこと。通信や電力が途絶え、本社からの指示が届かない状況の中、現地の社員たちは自らの判断で自動車メーカー工場内にあった数百台の完成車を高台に移動させ、浸水の被害から守ったのです。NALI社の真価が現れたと同時に、顧客からは最大級の賛辞を贈られました。
また、従業員1,879名(2017年1月現在)のうち、日本 カジノからの出向者はわずか3名ですが、インドの自動車物流事業を支えているのは、日本 カジノ流の丁寧な仕事を身につけたインド人の社員たちです。私たちは現地採用した人材を大切に育てており、その中にはプロジェクトマネージャーとしてプロジェクトをリードする者や、アフリカや中東拠点の立ち上げメンバーとしてインド国外で活躍する者も少なくありません。NALI社は現在、インド国内市場における自動車物流取扱高99万台で、シェア第1位。この実績の裏には、日本 カジノ品質を体得した優れた人材の存在があるのです。