TOTALと新造LNG船の定期用船契約を締結

2018年10月2日

当社は9月28 日、フランスに本部を置く石油・ガスメジャーTOTALの子日本 カジノTotal Gas & Power Chartering Limited(注1、以下TGPCL)と新造液化天然ガス(LNG)船1隻の定期用船契約を締結しました。本船は韓国の三星重工業株式日本 カジノで2021年に竣工後、当社からTGPCLに7年間(TGPCLに1年間の延長オプションあり)貸し出されます。

 本船には燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用する二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」(注2)を搭載します。カーゴタンクは容量174,000立方メートルのメンブレン型で、ボイルオフ率を低く抑えることができる優れた防熱性能をもつタンク方式(注3)を採用します。加えて、余剰ボイルオフガスを有効に利用する再液化装置を搭載することで、効率的で経済的なLNG輸送を実現します。

 当社は今後も、多様化するお客さまのニーズに合わせて柔軟かつ最適なLNG輸送の形態を提案し、今後も環境に優しいLNGの安定供給に貢献します。

(注1)Total Gas & Power Chartering Limited
TOTALの完全子日本 カジノで、同社グループのLNG、石炭コークス、硫黄の海上輸送を担っている。

(注2)X-DFエンジン
WinGD社の燃料消費効率に優れた低速ディーゼルエンジン。

(注3) GTT Mark III Flex cargo containment systemと呼ばれるGaztransport & Technigaz(GTT)社が開発した、ボイルオフ率を低く抑えることが可能な防熱材を備えるタンク方式。

<LNG船の概要>
(1)積載容量:約174,000立方メートル
(2)全長:約293メートル
(3)全幅:約45.8メートル
(4)主機関:X-DFエンジン
(5)航海速力:19.5ノット
(6)建造造船所:三星重工業株式日本 カジノ
(7)竣工予定:2021年

以上

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